「2度3度繰り返し見ていく中で自分の心のピントが合っていく映画」『まる』公開記念舞台挨拶イベントオフィシャルレポート到着!

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10月21日(月)

堂本剛27年ぶりの映画単独主演作『まる』がついに公開!初日翌日の10月19日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、主演の堂本剛、共演の綾野剛、小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、戸塚純貴、そして荻上直子監督が登壇した。


超満員に加えて、全国260館の映画館に向けて生中継。主演の堂本は「この映画を通して沢山の人々の今に向かってのメッセージを投げかけることが出来ればと演じました」と挨拶した。主演だけに留まらず、「.ENDRECHERI./堂本剛」名義で劇中音楽に初挑戦しただけではなく、主題歌『街(movie ver.)』も担当したが、「フィルムで撮っているということもあり、役者さん方の呼吸や間が使われている映画だったので、どんな音楽が良いのか悩みました。初めて映画音楽を務めさせて頂き、難易度の高い仕事でしたが、普段の自分の音楽とは違う学びもあり、貴重な経験をさせていただきました」と手応えを口にしていた。


好きなシーンに触れて堂本は「“売れないアーティストに価値なんてない。”という若草(小林聡美)の台詞は色々と考えました。僕自身アーティストの仕事をさせてもらっているので、色々な考えが巡ったシーンでした。あのシーンで問われ、投げかけられたことは、アーティストではなくても色々と考えさせられるはず」と見どころに挙げた。

また堂本は、画廊で自ら「私が沢田です」と名乗り出る際の演技について「試写を見た知人から『あれは志村けんの間だ。あたすが~の間、という事でよろしいですね?』とイジられた」と、驚きを吐露するも「でもその後に見直したら、確かに志村さんの『あたすが~』の間でした」と確信。


小林から「染みついていたのかもしれませんね」と言われると、堂本は「自分としては自然とやったつもりが…。染みついていたんでしょうねえ」と志村イズムを認めていた。


好きなシーンについて綾野は「(堂本と森崎)お二人のシーンが好きでした。横山(綾野)の『チェンジ・ザ・ワールド』は謎に横山っぽかった」と見どころとして紹介。


森崎はミャンマー出身という設定を演じただけに「今日初めて僕を知った方は、「こんなに日本語を喋れる人なのか」とビックリされているでしょう」とニヤリ。吉岡は小林の「沢田と横山君が餃子を食べながらやり合うところは引き込まれた」という意見に共感して「めちゃくちゃ“わかりみ”が強いです!私もあのシーンを見てこの映画好きだと思いました」とすっかりお気に入り。


戸塚は「突然壁から飛び出てくる足が好き」というと、綾野は「あれは初日の撮影でしたね」と思い出し、それに戸塚は「初日の足には見えませんでした」と笑わせた。

映画の内容にちなんで「夢中になっているもの」を発表。堂本は「きっかけは覚えていないけれど、急にクリームあんみつが好きになった。黒蜜が良くて、ピンクと緑の御餅も入ったりして」とあんみつ愛を語り、綾野から「黒蜜ってなんであんなに美味しいんですかね。破壊的に美味い」と共感されると、堂本は「黒蜜はもはやステージドリンクでいいよね」とボケて笑いを取っていた。

綾野は「これはずっと夢中になっているものですが、駅伝」と言い、「剛さんにも駅伝の話をしたら少しだけ興味を持ってくれたので、このまま引きずり込みたいと思います」と嬉しそう。小林は「マフラーの編み物」、森崎は「旅客機」、戸塚は「シンプルなラーメン」と答えた。


一方、吉岡は「はまっているというか、はまるでしょうと思うのがスカイダイビング。先日生まれて初めて挑戦して…飛びました!」と発表。タイに旅行に行った際に現地人に「人生が変わるからやるべきだ」と言われてそのままの勢いで飛んだという。ただ「現地の人の準備が手慣れていて、飛ぶときも『はい、GO!』。降りた時も『はい、終わり!次の人!』という感じだったので、もう少しゆっくり楽しみたいし、飛んでいる時に気持ちが良いと思ったのでまたやりたい」と新しい扉を開いていた。

最後に主演の堂本は「映画の見どころは、まさに映画のタイトル通り“まる”投げです。見た人それぞれに見どころが存在する、そんな不思議な映画だと思います。“まる”は優しいイメージのある図形ですが、この映画の中にある“まる”は非常に凛とした強いまるです。2度3度繰り返し見ていく中で自分の心のピントが合っていくような映画です。何度も見ていただき、そして僕の沢田ですという間も果たして志村さんなのか検証してほしいです」と笑いを交えながらアピールしていた。

全国大ヒット上映中

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