「若い観客にはたくさんの驚きが待ってると思うわ。」『ジョーンの秘密』イギリス史上、最も以外なスパイを演じたジュディ・デンチインタビュー映像解禁!

(C) TRADEMARK (RED JOAN) LIMITED 2018
8月7日(金)

驚くべき実話を基に書かれた受賞小説を映画化した『ジョーンの秘密』は、ジュディ・デンチによる彼女らしいパワフルな演技に導かれ、第二次世界大戦中に、ロシア側に機密情報を渡していた、「ケンブリッジ・スパイ」のカルチャーに息を吹き込んだ主演ジュディ・デンチのインタビューを解禁!

ジュディ・デンチは、主演を演じるにあたり、名監督トレヴァー・ナンを信頼し脚本を見もしないうちから、プロジェクトへの参加に同意したという。そんなトレヴァー・ナンとの仕事について「トレヴァーとは長い付き合いよ。ストラトフォードの舞台で『マクベス』や『間違いの喜劇』や『冬物語』の舞台を一緒に作ったの。でも彼の映画は初めてよ。出演を打診され“喜んで”と答えたわ。」と語る。

「トレヴァーは何と説明したらいいかしら…彼は“現場主義”というと語弊がありそうだけどとにかく、いつでも近くにいてくれる。これまで一緒に仕事をした、どんな映画監督よりもそばにいてくれる感じね。この感覚は俳優じゃないと分かりにくいかもしれない。とにかくトレヴァーは私たちとの距離が近いの。普通、映画の撮影現場ではカメラなどに囲まれて監督は離れた場所にいる。でもトレヴァーの場合はもっと近くに感じるのよ。」と、ふたりの間に強い信頼関係があること明かした。

また、弁護士であるジョーンの息子を演じたベン・マイルズとの仕事については、「ベン・マイルズとの共演は信じられないほど楽よ。会ってから本当にあっという間に打ち解けたの。彼について何も知らなくても楽に仕事ができたわ。それは彼が本当に、すばらしい俳優だからよ。母親の立場で考えるとつらいわ。」と、母の過去の秘密を知ったニック(ベン・マイルズ)について回想する。

「息子に過去を知られてしまう。それも かなりの年齢になった息子にね。ジョーン自身も高齢者になってからずいぶん昔のことが暴露されてしまった。スパイの話をニュースで聞くだけでも衝撃的なのに、家族がその1人だったなんて。彼女の息子は本当にショックを受けたはずよ。

最初は 母親だけが秘密を抱え暴かれる日を恐れて暮らしていた。そしてある日すべてが明るみに出てしまい、息子との関係もぎくしゃくしてしまうの。彼女は証言台に立たされスパイ集団の一員だったと認めることになる。でも、彼女にとってずっとつらいのは、愛する人たちがその影響を受けることよ。自分の告白によって彼らを永遠に傷つけてしまうことになる。」と母としての思いを語った。

物語はジョーンの驚くべき告発によって、観客は現代から、若き日のジョーンがカリスマ的なロシア人と情熱的な恋愛をしていた1930年代のケンブリッジ、さらには才能豊かな科学者となった彼女が原子爆弾の壊滅的な破壊力に衝撃を受けて、世界をより良い場所にするために自分にできることをすると誓った1940年代へと運ばれるーー。本作について、若い観客はどう感じると思うかという質問に「おそらく若い観客には、たくさんの驚きが待ってると思うわ。こういった事件を知らない人も多いはずよ。」と強く勧めた。

『ジョーンの秘密』ジュディ・デンチ インタビュー

『優れたストーリーがあって、素晴らしい脚本が出来上がった。これを成功させるために必要なのはジュディ・デンチだ!』とプロデューサーのデヴィッド・パーフィット(「恋に落ちたシェイクスピア」)に言わしめたジュディ・デンチ。監督やスタッフとの信頼関係の元、本作でみせる顔とは?是非本編で確かめて欲しい。

8月7日(金)TOHOシネマズ シャンテ他ロードショー

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