韓国で驚異的な大ヒットを記録した『コンジアム』のチョン・ボムシク監督の最新作『ニューノーマル』より、チョン・ボムシク監督のオフィシャルインタビューと、総勢12名によるオピニオンコメントが解禁。さらに、チェ・ジウが緊急来日し、初日記念プレミアムイベントが開催されることが決定した。
チェ・ジウ7年ぶりのスクリーン復帰作となり、共演にミンホ(SHINee)、P.O(Block B)ら豪華キャストを迎えた本作は、韓国ソウルを舞台に、6人の男女の絡み合う奇妙な運命が日常を一転させ、身近な出会いの裏に潜む恐怖と絶望を描いた予測不可能な新時代の体験型スリラーだ。
チョン・ボムシク監督「今の時代の希望というよりも、絶望を提示することによって問題提起をしたい」
これまで一貫して“恐怖”についての映画を作ってきたチョン・ボムシク監督。「誰かを、あるいは何かを憎む心が複製され、強化されて作られた結果が「最高の恐怖」「最悪の恐怖」になるのではないでしょうか。多くの方が恐怖だけを見せているのであれば、私は希望を描こうと考えるでしょうが、多くの方が幻みたいな希望ばかりを描くので、私は恐怖を見せるのだと思います。 実際、希望よりも恐怖が蔓延している時代だと思います」と恐怖を描き続ける理由を語った。登場人物たちが平凡な日常から突如狂気に引きずり込まれてゆく本作では、観客はこれは他人事ではないと感じるが「実は、そういった点を感じてほしいと思い、この作品を構想したところがあります。私たちは知らないと思っている人たち同士でも、実は繋がっているんだということも伝えたかったんです」といい、『ニューノーマル』というタイトルについては、「以前は異常だったことをいつの間にか受け入れ、無感覚になっている人々を見ていると、この映画が描くものが現実の世界でも<新たな日常>になりつつあると感じます。この作品では、<ニューノーマル>に対する解決策を提示するというよりも、とにかくまずは問題提起をしてみようという思いでした。 このような状況になった時に、『どうしたらいいのかな』って考えますよね。そうやって悩むことが改善につながっていくというふうに思いました。今の時代の希望というよりも、絶望を提示することによって問題提起をしたいという思いです」と本作に込めた想いを明かした。日本公開に向けて「海外の多くの映画祭から招かれて、ありがたいことに多くの賞賛と反響をいただきましたが、まだアジア地域の反応は知りません。 特に日本は韓国と似たような社会状況だと思うのですが、日本の観客の皆さんがどのように観てくださるのかが一番気になります。『ニューノーマル』への応援宜しくお願い致します」とメッセージを寄せた。
さらに、芸人のこがけんや、映画監督の宮岡太郎、声優の野水伊織ら総勢12名よるオピニオンコメントも到着。「鳥肌が止まりませんでした!」「脚本と撮影の巧みさに酔いしれました」「ネオ・スリラーと言うべき全く新しい恐怖映画」「血生臭くも切ない余韻がしばらく心から消えない」といった、絶賛のコメントが続出している。
こがけん(芸人)
おいおいおい! まごうことなきホラーでありながら、なんてエモいんだ…!
不穏な映像と不釣り合いなエモい音楽が、この世界に生きる人々の悲哀を皮肉たっぷりに演出する。
断片を垣間見たにすぎない彼らの人生に、ついつい想いを馳せてしまうエンディングも、実にエモい!ホラーを観てこんな気持ちになるなんて…!
ここに、〝エモホラー〟爆誕です!
宮岡太郎(映画監督/映画レビュアー)
この世界は様々な孤独や葛藤、そして残酷さで溢れている。一見別々に見えるそれらは、実はどこかで繋がっている。そんな可視化の難しい事実を、独創的なキャラクター達とセンス抜群の恐怖表現で描き出した一本。ネオ・スリラーと言うべき全く新しい恐怖映画がここに。
野水伊織(映画感想屋声優)
コミカルな音楽と演出に乗せて、この世の地獄を叩きつけてくる113分。
今日の他人の不幸は明日の自分の成れの果てだと言わんばかりの因果に、胸が締め付けられ泣きたくなった。
きっとこれが「ニューノーマル」。
善人も悪人も死ぬときはみんな平等。
いい人でいればいいことがある時代は、終わってしまったのかもしれない。
ジャガモンド 斉藤正伸(お笑いコンビ/映画紹介人)
平山夢明先生の作品や『トリハダ』を思い起こさせる韓国産人怖系映画!
色んな人の様々な被害ケースを映画で知ることになるが…こんなの防ぎようがない!どうしろっていうんだ!
見たら最後。誰もが今後の生き方を考え直すことになるでしょう。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
ただ恐ろしいだけではなく、ユーモアや悲哀などの要素も取り入れた奥深さが本作の魅力。ウェブトゥーン的なライトさと、多層的な見応えのあるドラマの両方が楽しめる。血生臭くも切ない余韻がしばらく心から消えない。
ISO(ライター)
邪悪なユーモアと日常に潜むカオス、そして破滅的なカタルシスのモンタージュ。
殺伐とした大都市で芽吹いた孤独と悪意の連鎖反応は気色悪いのに小気味良い。
まったく、我々はなんて世界を生きているんだ!
CDB(映画ライター)
一人暮らしの美女、車椅子の老婆を助ける少年。隣室の女性を盗撮するストーカー大学生。韓国の今を象徴する人物たちが、突然牙をむく「もう一つの現実」に飲み込まれていく。脚本と撮影の巧みさに酔いしれました。
MIUの韓ドラ部屋(韓ドラライター)
6人の主人公たちが繰り広げる恐怖のスリラー作品。一つひとつの物語は関連のないように見えるけど、実は繋がっている。色んな伏線に気付いた瞬間、鳥肌が止まりませんでした!
ミミカ・モーフ(ホラー映画紹介Vtuber)
誰にでも起こるかもしれない何気ない日常の中の狂気や危険、
そしてそれらが絡み合うユニークな構成
どこか馬鹿らしく笑え、そして世の中の不条理にやるせない気持ちになり
最後は不思議と明日も頑張ろうと思える満足感
漠然と日常に満足してない方是非お勧めです
mikoザウルス(韓国映画沼の住人)
幽霊なんて必要ない、
やっぱり人間がいちばんコワイ。
衝撃の展開でまんまと騙される反転「ヒトコワ」系スリラー、「コンジアム」チョン・ボムシク監督はスリラーでもやっぱり凄い!!!
…何も考えずに観ると後ろから鉄球でぶん殴られるよ…?
Yumi(フリーアナウンサー)
コンビニに並ぶ商品のように“きれい”に包装された、人々の欲望、絶望、狂気。
目を覆うどころか目が離せないのは何故なのか。
その暗い誘惑を誰しもが抱えながら、したたかに生きていることを知っているからかもしれない。
日常に転がるダークネスをここまで小気味良く鮮やかに描いた作品は稀有だ
みんしる(韓流ナビゲーター/MC)
〈Kホラーの巨匠〉チョン・ボムシク監督が描くのは私たちの日常に潜む恐怖。
フィクションだとわかっていてもありえない話ではないと気付かされるその瞬間がホラー。
良心ですら踏みにじられる世の中で一番恐ろしいのは紛れもなく「人間」です。
さらに本作の公開にあわせてチェ・ジウの来日と初日記念プレミアムイベントの開催が決定!先日8年ぶりの来日で話題となったが、映画のプロモーションとしては久しぶりの来日となる。
■8月16日(金)
会場:新宿ピカデリー
時間:18:30の回(上映前 舞台挨拶)
登壇者:チェ・ジウ
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。
●抽選申込販売「プレリザーブ」
申込受付期間:8月7日(水)11:00~8月9日(金)11:00
※抽選結果発表は8月9日(金)18:00頃
ぴあ販売ページは コチラ
8月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開