気まぐれな唇
舞台ではそこそこ知られた俳優、ギョンス。友人の監督を信頼して映画に出演するが、興行は失敗し少額のギャラしかもらえない。次回作のチャンスも失ってしまった。ギョンスは先輩のソンウからの誘いを受け、チュンチョンへ旅に出る。2人は街へ繰り出し飲んで騒ぐ。ソンウはギョンスに美しくグラマーなダンサー・ミョンスクを紹介する。3人で飲むうちに、ミョンスクは突如ギョンスにキスをし、誘惑する。意気投合した2人は出来心でついホテルへ行ってしまう。ソンウはミョンスクに思いを寄せているが、ミョンスクがギョンスに対して次第に取りつかれたような愛情を見せるにつれて、ギョンスとソンウとの関係がギクシャクし始める。 そこでギョンスは、プサン行きの電車に乗り込む。車内で隣の席に座ったソニョンという名の女は、ギョンスの顔を知っていたので何かと話しかけてくる。ギョンスは、ソニョンの後を追いキョンジュで途中下車し、家までつけていく。次の日、ギョンスは勇気を出してソニョンの家を訪ね、熱烈な求愛を開始する。今度はギョンスがソニョンに取りつかれたような愛を見せるのだった。