ゲキ×シネ「SHIROH」
時は、三代将軍徳川家光の治世。処は、九州は天草・島原。
重税と度重なる飢饉に苦しむ農民は迫害されながらもキリシタンを信仰し続けていた。
その頃、天草と島原には二人のSHIROHという男がいた。
一人は、貿易船の残骸の中で父の遺した宝を守り続ける天草のシロー。彼の歌には人の心を操るという不思議な力があった。
もう一人は島原の益田四郎時貞。幼い頃から不思議な力を宿していた四郎だったが、ある事件をきっかけに、既に奇跡を起こす力を失っていた。
神の声を持つ男、そして神の声を待つ男。
二人のSHIROHが出会う時、三万七千人の叫びは神の歌となる。