レジェンド･オブ･ゾロ

カリフォルニア、1850年。アメリカ31番目の州が生まれようとしていた。自由で平和な暮らしを手に入れるという人々の夢が叶おうとしている。しかし、それはカリフォルニア全土で行われる投票の結果にゆだねられるのだった。悪名高い領主ジェイコブ・マクギブンスは、手下を引き連れてその妨害に現れた。だが、ここには悪を滅ぼすことに命をかける男ゾロがいた。助けを求める教会の鐘が鳴れば、愛馬トルネードに乗ってどこからともなく現れる。ゾロは、マクギブンスから奪い返した投票箱を知事に渡し、知事からは州を認める賛成の集計が発表されたのだ。自由が戻ったこの日、ゾロはマスクを取り引退。そして愛する妻エレナと息子ホアキンと一緒に暮らす約束だった。ところが、エレナは街角で怪しい2人の男に襲われる。見事な立ち回りで彼らを圧倒するが、ゾロの黒いマスクを彼らはエレナの前に突き付けた。この2人はゾロの正体を見てしまったのである。ゾロの秘密を守る約束と引き換えにエレナは彼らに協力することになってしまった。そして、マクギビンスを支配下におさめた、謎の秘密結社がうごめく。ヨーロッパの影の支配者たちとは一体何なのか？また、エレナに命じられた使命とは？