Mr.アイドル

メンバーの死をきっかけに解散したアイドルグループミスター・チルドレン。大手プロダクション、スター・ミュージックの看板プロデューサーだったオ・グジュは心に深い傷を負い、韓国を去る。数年ぶりに帰国した彼女は元メンバー3人に新たにボーカルを加え、新生ミスター・チルドレンとして再度勝負を挑もうとしていた。しかしCEOサ・ヒムンの反対にあい、パク・サンシクと共にチャンピオン・ミュージックを立ち上げる。資金力もなく後ろ盾のない彼らは、古びたボクシング・ジムを拠点に、オ・グジュが才能を信じた4人のメンバー、ユジン、ジオ、ヒョニ、リッキーをスターに育てるため、過酷なトレーニングをはじめる。ダンス、歌のレッスンに加え筋力トレーニングにも励み、小さな会場で少しずつファンを増やしていく。彼らの楽曲は、徐々にヒットチャートを上りはじめ、遂に1位を獲得する。喜びの只中にいたオ・グジュをサ・ヒムンは呼び出し、人気グループに育ったミスター・チルドレンを渡せと要求してくる。拒否したオ・グジュに最大手プロダクションの執拗な妨害がはじまる。インターネットに作為的に編集されたユジンの ”アイドルグループ？ ゴミ？ 頭が空っぽの奴ら。人の魂を潤すために音楽をするのでは？”というインタビュー映像が流され、サイトは閉鎖、アルバム不買運動がおこり、テレビ局3社は彼らのテレビ出演を保留。歌謡大祭典の出場も未定となり事実上の活動停止に追いこまれる。果たして４人は再びステージに立つことができるのか。