残波

(C)2015 映画「残波」Yasunari Izuma Production, CMC All Rights Reserved.
沖縄最大の芸者町、辻。その町で育ったヤクザの琉登は母の形見であるジーファ(かんざし)をきっかけに不思議なジュリ(芸者)の理知と出会う。 琉登はヤクザから足を洗い、多額の報酬を得ようと「ヤマト原子力発電所の放射能除染作業」に志願。仲間のチンピラを引き連れ、ヤマト原発へ向かう。彼らはもう二度と、元には戻れないことを知らずに。 除染作業中に大規模な余震が発生したのだ。琉登たちは大量の放射能を浴び、被爆してしまう。 ヤマト(沖縄県以外の日本国内)の病院から抜け出し沖縄へ帰った琉登たち。彼らの右手の甲には極秘に、被爆を表す焼印が押されていた。琉登の身体は徐々に蝕まれ、やがて自らの死を自覚していく。 その一方で、ヤマト電力は沖縄へ「ヤマト電力事故調査委員会」を名乗る謎の男・アキラを送り込む。アキラはある任務のために沖縄へ上陸し、暗躍しようと動き出す。 「死と引き換えに戦うならば、一人の女のために戦いなさい」 琉登の母の霊が宿るジーファを髪に挿す理知は、琉登を守ろうと決意し立ち上がる。次々と仲間が殺され、琉登の母の死に秘められた嘘が明らかになっていく中で琉登と理知は運命に抗う選択をする…。

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